心理学用語集

育児不安・産後うつ

 「育児不安」や「産後うつ」とは、主に母親である女性が、子ども・子育てに対する漠然とした不安によって、気分がすぐれなかったり、すぐに落ち込んでしまったりする状態のことです。最近では育児ノイローゼなどと言われたりもします。

 

 特に本来育児ノイローゼと呼ばれているものは、出産後6~8週間に母親にみられる不安や不眠、うつ状態などの精神症状のことを指しています。出産によってホルモンの分泌や機能のバランスが崩れることが原因で、情緒的に不安になりやすくなります。その多くは、産後の体調が回復するにしたがって無くなりますが、まれに神経症うつ病にまで進む例もあります。重症になってしまうと精神療法・投薬治療を必要とする場合さえあるのです。

 また、その後の子育てにおいても特に上の子が1歳半くらいまでは多くの母親が育児に不安や焦りを持っていると言われています。例えば不安の内容としては、「発達の遅れが心配」、「社会から孤立している」という不安を抱えている母親は全体の1/4にも上ります。この数字を見ても、育児に不安を抱えることは全く珍しいことではなく多くの母親が感じていることなのです。

 

 現代において、育児不安を抱える母親が増えた理由の一つとして「子育ての仕方がわからない」ことが挙げられます。

 それは、「今まで赤ちゃんを触ったことがない」、「周りに子育てを教えてくれる人がいない」ことが原因です。以前であれば、「子どもは地域で育てていくもの」という考え方が根付いていたので、近所で赤ちゃんが生まれれば他の子ども達が周りに寄ってきて面倒を見ていました。また、家族の在り方も変わってきたため、子育てをする母親の周りにサポートできる人、相談できる人がいることが少なくなりました。

 そのため、今の若い母親は赤ちゃんを触る機会が少なく、「母親とはどういうものか」という勉強ができないまま、母親になるケースも多いのです。母親という「役割」、「人を育てる」ことは成果がなかなか見えにくいものです。誰かが褒めてくれることもほとんどありません。そんな中で「自分は子育てを上手く出来ているだろうか?」と考えるのは当然のことです。

 そういった不安を誰かが少しでも軽くしてあげることが、とても重要になります。その誰かは子どもの父親であったり、自分の母親であったり、友人であったり、いろいろな人がいます。

 その中でも、近年では産後の母親に対するメンタルケアも重要視されてきており、臨床心理士がそういった不安への対処、あるいは子育てへの不安等少しでも軽くできればと思います。

お気軽にご相談ください。

出典・参考

・織戸宜子 (2008). 児を一時乳児院に預けるもその後良好な母子関係を築いた産後うつ病の2症例 女性心身医学, 13(1・2), 54.

・深谷昌志 (2008). 育児不安の国際比較 学文社

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