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心理学用語集

​解離性同一症/解離性同一障害

(Dissociative Identity Disorder)

 解離性同一性とは、皆さんが知っている言葉では、「多重人格」などと呼ばれている症状を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。

 解離性同一性には、2つ以上の人格が存在していたり、憑依体験をしているなどの症状に加え、健忘エピソード(いつの間にか自分では身に覚えのない行動をしているなど)が繰り返されるという、2つの特徴があります。複数の人格の存在に関しては、自分で意識できることもありますが、自分では気づくことができず、周りから指摘されて気づくこともあります。

 解離性同一症には、憑依型非憑依型の2つの型があります。

<非憑依型の解離性同一症>

 非憑依型の解離性同一症のほとんどの人が、他人から見て長期間にわたり人格がころころ変わるという事はなく、そのような症状が現れるのはごく少数の人です。そのため、人格が交代する状態を観察することができない場合は、以下の二つの基準から同定をします。

◯基準A

 2つまたはそれ以上の、他とはっきり区別されるパーソナリティ状態によって特徴づけられた同一性の破綻で、文化によっては憑依体験と記述されることもある。同一性の破綻とは、自己感覚や意思作用感の明らかな不連続を意味し、感情、行動、意識、記憶、知覚、認知、及び/または感覚運動機能の変容を伴う。これらの兆候や症状は他の人によって観察される場合もあれば、本人から報告される場合もある。

◯基準B

 日々の出来事、重要な個人情報、及び/または心的外傷的な出来事の想起についての空白の繰り返しであり、それらは通常の物忘れでは説明がつかない。

 

 基準Aに関しては、具体的には、突然自分“自身”を別の視点で見ているような感じ(離人感)になり、自分自身の発語や行為を止める力(自己感覚)がないという感覚を報告することがあります。そのような人は、子供の声や泣き声、霊的な存在からの声が聞こえたと報告することもあります。場合によっては声は一人ではなく複数の声の場合もあり、本人にはそれを制御することができないと感じています。また、強い情動や衝動、または発語やその他の行為すら自分が制御しているという感覚なしで突然出現することもあります。さらに態度や外見、個人的嗜好(服装や食事など)が突然変わってしまい、しばらくすると戻ることもあります。

 このように、この障害を持つ人は、自分の体が自分のものではないような感じがしたり自分の行動や情動が自分では制御できないような感じを伴うことが多いと言われています。

 

 基準Bに関しては、以下の3つの基本的な形で出現すると言われています。

 

①個人的な人生上の出来事についての遠い記憶の空白

例)小児期または青年期であれば、祖父母の死去、結婚、出産などの重要な出来事を忘れてしまう

②信頼しうる記憶の喪失

例)今日起こったことを忘れる、職業の動作を忘れる、パソコンの操作を忘れる、運転などの習熟している技能について忘れる

③した覚えのない日常の活動や仕事についての証拠の発見

例)買い物かごの中や持ち物の中に説明のつかないものを見つける、自分が描いたに違いない文章や絵を見つける、知らないうちに怪我をしている、何かをしている最中に“我に返る”

 それ以外にも、自分が海岸や職場、家のどこか(押入れの中やベッドやソファの上など)にいることに突然気づき、どうやってそこまでやって来たのか記憶がないと報告することもあります。このように解離性同一症の人に生じる健忘は、ストレスの多い出来事や外傷的な出来事に限らず日常生活の出来事についても思い出せなくなることもあります

 

<憑依型の解離性同一症>

 憑依型の同一性は典型的には霊魂や超自然的存在、あるいは他の人間に操られたように見える行動として現れ、いつもとは全く違う声色や口調で話したり、動き始めます。それは亡くなった人の幽霊であったり、悪魔や神様であったりします。しかし、世界中で見られる憑依状態の多くは霊的慣習の一部であり、正常なものです。ただ、その憑依状態が望まれない不随意性のものであり、臨床的に意味のある苦痛や障害を引き起こしていることや、文化的、宗教的慣習の正常な部分ではない場合に関して診断されます。

 

<その他の解離性同一症の特徴>

 解離性同一症の人は、抑うつ、不安、物質乱用、自傷、その他非てんかん性の発作が併存している方が多いと言われています。また、解離性同一症の人の多くは、解離性のフラッシュバックを報告します。フラッシュバックとは過去の出来事を現在起こっているかのように感覚的に再体験することです。フラッシュバックしている間はしばしば別の人格になっており、フラッシュバックしている間の記憶が抜けてしまいます。

 

<症状の発展と経過>

 解離性同一症は、圧倒的な経験外傷体験、および/または小児期に起きた虐待と関連していると言われています。障害が完全な形で現れる年齢は人によって様々です。また、心理的な代償不全および顕在的な同一性の変化は以下のことを引き金として起こることがあると言われています。

1)心的外傷を与えられた状況からの移動(例:転居など)

2)自分がはじめに虐待を受けたり心的外傷を与えられたりした時と同じ年齢に、自分の子供が到達した時

3)のちの心的外傷体験:小さな自動車事故のような一見何も後々影響を残さない体験

4)虐待者が死または致命的な病気を発病

 

<その他>

 他者からの身体的および性的虐待は、解離性同一症の危険増加と関連しており、カナダやアメリカ、ヨーロッパにおいて、この障害を持つ人の約90%で小児期に虐待およびネグレクトが存在したと報告されています。

また、解離性同一症の人の70%以上が自殺を試みたことがあると言われており、専門家による治療が必要です。治療には数年を要すると言われており、医師や臨床心理士など専門家による治療が不可欠です。治療としては、個人精神分析的精神療法や認知行動療法、家族療法やSSTなどを組み合わせたり、場合によっては薬物療法を用いることもあります。

​ 

出典・参考

・DSM-Ⅴ 精神疾患の診断・統計マニュアル 医学書院 

・知っておきたい精神医学の基礎知識 誠信書房

関連用語を調べる

・認知行動療法

・家族療法

・SST

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